推薦入試、特色選抜の対策をする季節になりました。毎年この季節になると、学生にとって「文章を書く」ということ難しいのだということを実感します。多くの学生から、資料や図表を見ても、何をどのように書いていいのかわからない、という声を聞きます。
しかし、これは当たり前のことだと思います。なぜなら、良い文章を書くには、何より経験が必要ですが、学校ではなかなか指導に時間を割けません。結果として、年に数回しか文章を書かない学生は良い文章が何なのか理解できないのです。自分の考えを文章にまとめ、その文章の評価を受けるということを何度も繰り返して良い文章を書けるようになります。そして、私は、文章のスキルを身につける場は、数多くのレポートや論文を書く大学なのだと考えています。 一方で、大学受験でも今後より一層書く力が求められるようになります。実際、義務教育でもアクティブラーニングを導入し、自分の意見を表現する場を作ろうとする動きがみられます。 学習塾は定期テストという目の前の結果を出すことを求められます。しかし、個人的には、詰め込む暗記重視の教育よりも、自分の意見を表現する教育の方が重要だと考えています。小論文の指導は根気が必要ですが、私にとってとてもやりがいのある指導です。
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